九州3日目2012/07/17 23:28

3日目
今日は肥薩線で熊本を目指します。
本来の目的のいろいろな車両に乗るのであれば、鹿児島中央からは特急「隼人の風」なのであろうが、未完乗区間制覇に目的を変更したため、吉都線に乗るために「きりしま6号」で都城へ出ます。
今日も錦江湾の見える海沿い窓際の席を確保するも、山頂は見ませんでした。
きりしま車窓

都城からは、はじめての吉都線。えびの高原を疾走します。
えびの高原
途中睡魔で意識を失ってしまいましたが、同乗のおじさんも、寝過ごしていました。(戻りの便は1時間後。ご愁傷様)

終点の吉松で、3分でしんぺい号に乗り換え。
立ち売りの駅弁がいましたが、時間が無い上、車内で弁当を購入する計画なので写真だけにとどめました。
駅弁立ち売り

14年前にいさぶろう号に乗ったときには、こんな車両じゃなかった。
今は専用の観光車両で、さらに各駅で5分程度の下車時間ができました。
いさぶろうしんぺい

ただ車窓は前のほうがよかった。天気は最悪・・・だが強烈な晴れ男(女)がいるようで、各駅では晴れ間が出ます。列車に乗り込めば土砂降り。
日本3大車窓の矢岳の風景も霧で霞んでいます。
三大車窓

車内で栗飯弁当を食べ、
栗弁当


真幸駅で鐘を二回打ち鳴らし、
真幸駅の鐘

矢岳駅でSL(D51)を見て、
矢岳のD51

大畑駅では名刺を貼ると出世するというので、ないのう名刺を貼りました。

大畑駅の名刺


人吉駅ではSL人吉まで1時間30分の乗り継ぎ時間。
14年前に来たときは何も調べておらず、人吉の町のどこへも行きませんでした。今回は、あらかじめ鹿児島中央で予約しておいた楽チャリで、まずは温泉へ行きます。

“楽チャリ”これ超オススメ。電動自転車2時間で300円です。後で知ったのですが、指宿駅にもあったようで、これを知っていれば、バスの時刻を気にしなくてよかったのに・・・
楽チャリ

天気もすっかり回復し、サイクリング日和です。ただ、日差しが強い・・・
人吉の球磨川

まずは、おおが温泉につかり、次は人吉城へ。
おおが湯

人吉城のふもと、元湯のそばのお墓で、なぜかキティちゃんの像を発見。
写真を拡大してみれば「田口豊吉家の墓」と読めるが、まさか「田(ta)口(ro)豊(h)吉(kiti)家の墓」ではないだろう。
キティーちゃんのお墓

人吉城跡に登ってみるも、本丸跡は木々に覆われ見晴らしがよくありません。
人吉城本丸跡より

二の丸跡から城下を見下ろします。
人吉城二の丸跡より

温泉に浸かったせいか、石段を登ってきたせいか、暑さのせいか、汗びっしょりになってしましました。
あまりの汗で、SL人吉のトイレで着替えました。

SL人吉は実は二度目、14年前、SLあそboyが合間運転で数日だけSL人吉になったのでした。当時の車両は専用の車両ではなく、昔の客車を繋いだものだったので、窓を開けるのははばかられませんでしたが、今は冷房も効いているしあらかじめ「窓は開けないで下さいと」いうアナウンスもあります。展望デッキからの眺めはいいのですが、昔の風景というよりもまさに観光列車です。
SL人吉展望デッキ

車窓か車窓から濁流の球磨川を眺めますが、窓が開けられない。
こうなると、SLは乗るものじゃなく、見るものなのかもしれません。
球磨川

各駅で写真撮影をするものの止っているのは面白くない。
SL人吉

熊本まで乗る予定を変更して八代で下車。出発するSLを見送ります。

さて、いろいろな車両に乗る予定を未完乗区間乗りつぶしに変更したため、「A列車でいこう」もあきらめました。ただし、未完乗区間である三角線は乗りたいので、宇土で乗り換えます。
宇土より三角線

時刻は17時過ぎで、高校生の帰宅ラッシュで座れません。さらに強烈な西日のためすべての窓にカーテンが。
外が全く見られませんが、うっすらと海らしき風景が感じられます。

三角駅で折り返しの列車にすぐに乗りなおし。
三角駅

海側の席を確保するも西日が強く、カーテンを開けるのをためらわれます。テツ分豊富がばればれですが、後ろ窓に貼り付いて写真撮影。
逆光の海

満足し、熊本泊。
熊本のホテルの部屋は駅とは反対側でしたが、ちょうど路面電車ビュー。
熊本市電

今日は夜遊び(夜の乗り鉄)をせず、ホテルでパソコンを借りて(800円)、不通になっている豊肥本線ルートの変更案を画策です。

バス代行は宮地-肥後萩が通り抜けできないらしいし、博多まで新幹線の代替輸送もなし。今日来た肥薩線を戻るのも芸が無い。
そこで、フェリーを利用して島原へ渡り、島原鉄道を完乗することにしました。

3日目終了。