公共広告機構です2006/08/07 23:05

駅で、ACのポスターを発見。
骨髄バンクの勧誘で、本田美奈子.さんの写真が使われていました。

私の意見では、この人選は「???」です。
彼女の闘病を知らない人に「本田さんは適合者がいなくて骨髄移植を受けられなかった」という誤解を与えかねないからです。
しかし、彼女は臍帯血移植をされています。
確かに骨髄バンクでドナーが見つからなかったのかもしれませんが、骨髄移植ではなく臍帯血にしたのは、HLAの適合度や移植スケジュールなど総合的に判断してのことかもしれません。
臍帯血移植も抹消血幹細胞移植が確立しておらず、骨髄バンクも普及していなかったからこそ、夏目雅子さんのポスターは説得力があったのだと思います。

また、形はどうであれ、移植を受けられた本田さんですが、天使になってしまわれました。
このことをご存知の方は「移植をしても直らない」と思ってしまうかもしれません。
もちろん、移植すれば100%直るわけではありませんが、亡くなった方を悲劇のヒロインにするよりは、生還された方の希望を伝えていってもらいたい。

まあ、個人の勝手な考えを並べてしまいましたが、骨髄バンクの普及は、同じ病気と闘っている患者さんの力になりたいという本田美奈子.さんの強い希望です。
私も応援します、骨髄バンク。(応援することぐらいしかできませんが。。)