そうだ、京都に行こう。三日目、大阪編。2006/04/08 23:00

昨日の疲れが取れないまま、起床。
今日は阪堺電軌鉄道に乗って住吉大社へ行く予定。
その後、ムーンライトながらで帰京するのだが、微妙に時間が余っている。どこで時間を使おうか?
まずは、松井山手から東西線に乗り、大阪城公園へ行く。
大阪の桜の名所といえば、やっぱりここでしょう。桜だけでなく、桃も満開。
土曜の朝だというのにすでにブルーシートで席取りが始まっていた。

お城にものぼり、大阪の街を一望。吹き抜ける風は心地よかったが、景色はちょっと霞んでいた。
大阪城の中には、歴史的展示物が陳列されていたが、学生時代歴史嫌いだった僕には、あまり興味をそそるものはなかった。ただ、石垣の大きさと、滑らかなフォルムだけは、すごいと思った。


前日の疲れもあり、すでにバテ始めていた僕は、阪堺電車へと向かう。
森ノ宮から大阪環状線に乗り込み、天王寺へ。
ここでは、東京では先日引退した103系通勤電車が3色もそろっていたので、シャッターを切る。そして、特急はるかの到着するホームで、柿の葉寿司の駅弁を買い、お目当ての阪堺電鉄上町線の停留場へ。


定期券発売所で、一日券を購入し車内へ。昔ながらのツーハンドルマスコン車両だったので、込め込め、抜き抜きブレーキの妙技を観察しつつ、帝塚山三丁目へ。
このあたりは併用軌道で、まさに路面電車。反対方向から旧式の車両も来てシャッターチャンス!

この帝塚山三丁目の近くには万代池という桜の名所があると、出発前にインターネットで調べていたので、そこで昼食にした。
公園の桜は満開。前日までの各地は7~8分咲きだったが、このところの暖かさで、音を立てて桜が開いているよう。風が強かったが、散る気配はない。(ちなみに柿の葉寿司はしょっぱかった)


再び、阪堺電軌に乗って住吉大社へ。
これは「名物 たびてつ友の会」というマンガで、阪堺電軌の編で紹介されていたところ。一説によると、ここのおみくじは1/3が凶らしい。
昨年から、両親の健康がよくないので、「おみくじで凶を引いた後に御払いをしてもらおう。」と考えていた。
しかし、その日は本殿で結婚式の真っ最中。
ということで、御払いはしてもらわなかったが、引いたおみくじが凶ではなく大吉だったので、大丈夫だろう。
(凶を期待して引くおみくじってのも、変だが。)
それにしても、式場ではなく、ちゃんとした神社で結婚式を挙げるのっていいね。いろんな意味でうらやましい。あぁ、あやかりたい、あやかりたい。

住吉大社前の路面電車の平面交差を見た後、終点、浜寺公園まで乗りつぶす。

途中、車内広告で見かけた宿院頓宮の桜祭りに興味を引かれ、宿院で途中下車。
児童遊園みたいな神社の境内で、満開の桜を下で宴会をしていたが、足の踏み場もないくらいだったので、境内をひと回りしただけで、次の列車に乗り込む。(これは新型車両、ワンハンドルマスコンだった)

終点浜寺公園駅は、まさに浜寺公園の目の前。きれいに整備された園内には、桜さくらサクラ。
ソメイヨシノのほかに山桜もあり大勢の人が桜を楽しんでいた。

園内の花壇にはチューリップも咲いており、まさに春爛漫。
ただ、ここも風が強かった。川沿いの歩道に出れば、下流のほうは霞んでいる。もしかして、あれは黄砂だったのかもしれない。

園内のバーベキューの煙に別れを告げて、わざわざ旧型車両が来るのを待って、阪堺線で恵比寿町へ向かう。
通天閣を真下から眺めただけで、岐路に着くことにした。機会があったら、ビリケンを拝んで、道頓堀やアメリカ村にでも行きたいと思っていたけど、だってもう疲れちゃってたんだもの。(みつを)


環状線で大阪に出て新快速で京都に行き、職場へのお土産を買って、再び新快速で米原に向かったのであった。