映画「明日の記憶」2006/05/27 23:21

今日は母のケアマーネージャー面談の後、予約していた映画を見に行きました。
「明日の記憶」
原作の印象が強かった上に、映画と言う時間の制限のため省略されていたところもあり、少し物足りなかったような気がしました。

でも、渡辺謙さんの演技には光るものがありました。
医者に告知されて感情をあらわにするシーンなどは、白血病を告知された謙さんだからこそできる迫真の演技ではないでしょうか。
そして、レインマンでダスティンホフマンが見事に自閉症を演じたように、(僕は小中とクラスメイトに自閉症児がいた)、謙さんは見事に認知症を演じていました。
特に、認知症の周辺行動と呼ばれる部分(激しい悲しみに襲われたり、暴力的になったりするところ)は、祖母や母を見ている僕にとっては、感心するばかり。

ラストは妻の顔を忘れてしまうという、決してハッピーエンドではない終わり方でしたが、夫婦愛のすばらしさを感じさせてくれる作品でした。
(この作品のテーマは「若年性アルツハイマー」ではなく「夫婦愛」でした)

それにしても、大滝秀治さんが、まだ現役で頑張ってらっしゃったのには、驚きです!